はいさい。ヨシバードです。
8月9日はシンガポールの建国記念日でした。National Day Parade(NDP2014)と称し、テーマは『Our people, our home』で、多民族融和を促しアジア随一の小国シンガポールを盛り立てていこうという一日でした。
イギリスの植民地支配、大戦中の日本軍占領を経て、マレーシアから分離独立したのが、1965年。今年は49歳の誕生日というまだまだ若い国ですが、その発展は目をみはるものがあります。
町中いたるところに国旗が掲げられています
僕が最初にシンガポールに深く関わったのは、1993年に高校の『AsianStudies』という講座でした。タイ・インドネシア・ベトナムなど数々の諸国の中から、シンガポールを割り当てられ、政治、経済、文化を様々な角度からリサーチし発表するという一大プロジェクトでした。90年代初頭、日本はバブルが崩壊し不況の入口にいましたが、それでも経済大国でありましたし、アジア諸国からすれば遥か彼方にいる先進国だった印象がありました。NIEs(newly industrializingeconomies)と呼ばれる新興工業経済地域に属する台湾・韓国・シンガポール・香港は四昇龍と呼ばれ、高度成長を遂げ、日本に追いつけ追い越せと頑張っている時期でもありました。
中でも、シンガポールは一番国土面積が小さく資源のない国でありましたが、強力なリーダーシップのもと法律やインフラを整備し、政治腐敗をなくし、効率よい行政システムを築き上げ、多民族融和を促し、英語を公用語化することで、外国資本・投資を呼び寄せ、優秀な頭脳を囲い込むことに成功しました。
‘Singapore is a FINE city.’と揶揄されることもありますが、1995年に家族旅行で初めてシンガポールを訪れた時、同じNIEs国でありながら綺麗で整備の行き届いたシンガポールと台湾の違いに驚いたことが今でも印象深いです。
シンガポール軍によるパフォーマンス
その時から約20年の月日が流れましたが、今や物価が東京を超えて世界一、一人当たりの名目GDPも日本を抜きました。そして、来年のASEAN統合でこの若い国は更なる中心的役割を担います。国民たちは「今日よりもよい明日」を確信し自信を持って生きている。それを感じることができた一日でした。
街は至る所で赤、白の服を着た人たちでごった返していました。
地下鉄も赤一色!
親子そろって、国旗や「Happy Birthday Singapore」といったファッションタトゥーをいれてお祝い
国旗がいたるところではためいています
人生何が起きるかわからないですね。それが楽しいのですが。
20年経った今、再びシンガポールとの縁が訪れたことに感謝しています。
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