はいさい。フライトドクター ヨシバードです。

 


鳥瞰図ってありますよね。鳥の眼からみた地上の世界。いくらみても飽きません。離着陸時に機窓からみた風景は、日本は比較的統一されている気はしますが、それでも那覇空港は南国の雰囲気を感じるし、羽田空港はさすが世界有数のメガポリスだけあって多くの建物や工場、住宅でひしめき合っています。

外国に目を向けますと、建築基準も農地に関する法律もバラバラだからでしょうか。シンガポールから飛び立つと。すぐ下にマレーシアジョホール州の街並みが見えますが、整然と高層ビルが並びきちんと区画された景色が、一気にアブラ椰子が生い茂る農地に切り替わります。そして建物の形も色も高さも統一性がなくなります。

 


マカオは煌びやかなカジノの夜景を見ながらの、バリはエメラルドグリーンの海が広がる中でのランディングでした。

 

それぞれの国の「性格」を機窓から垣間みることができるのが、この仕事の面白いところです。そして、どのミッションも「一期一会」だと思っています。

患者さんは当然のことですが、行く場所も、出会うスタッフも「一期一会」。絶対、旅行ではいくことがないであろう小さな町の小さな病院。救急室は?救急車は?集中治療室や病棟はどうなっているのか非常に気になります。


 


先週末は近距離ミッションに二件いきました。


搬送には実に多くの人たちが関わっています。今回は、クリニックの医師と事務の人たちが患者さんを敷地内まで運んできてくれました。それ以外にも、地上でイミグレーションの便宜をはかってくれるおじさんだったり、グランドハンドラーや給油車のお兄さんだったり。みんな力をあわせて、搬送時間が短くなるように各人のパートをこなしています。


「今回はとんぼ返りだけど、いいところだから今度プライベートで遊びにきてね!クリニックよってくれたら、色々案内するよ!」といってくれたクリニックのスタッフ。

みんな温かい人たちばかりです。来年、いよいよ家族がシンガポールに移住したら、新婚旅行以来の10年ぶりの南の楽園にいってみようかな!

s=”MsoNormal”>毎回、どういった出会いが待っているのか、発見があるのか、いい緊張感でスタンバイをしています。

まだまだ一人前には程遠いですが、Step by stepこれらの貴重な経験から成長していきたいと思います。